今回は相続から少し離れてコーヒーブレイク。最近(でもないか、、)よく自社株買いのニュースが新聞紙上に取り上げられています。わかっているようで、少し難しいこの自社株買い、掘り下げてみました。

この自社株買い、企業が市場に出回っている株式を買い戻し流通株式を減少させる行為です。その結果、株主とっては企業の利益が同じ場合、株式数が減るので1株あたり配当が増えることになります。このため、株主への利益還元となりポジティブなイメージを与えることになります。

また、PERやROE(少し難しいので興味のある方は調べてみてください)が改善され株価へ良い影響を与える効果が期待できます。併せて、敵対的な買収リスクに備えることにもなります。ストックオプションの原資にも使うことも可能です。

非上場の会社では事業承継を円滑に行う効果もあります。後継者に経営に必要な株式を取得する資金が充分にない場合、会社が自社株買いを行って議決権のない株式を増やし、その結果後継者は少ない株式取得で経営権を握ることが可能となります。

上記理由に加えて、企業の内部留保額が多いから今自社株買いなのでしょうか。最後までお読み頂きありがとうございました。ではでは。