2024年1月施行の相続関連の税制改正、主には①相続税における生前贈与の加算期間が7年に延長②相続時精算課税制度に年110万円の基礎控除を新設③教育資金、結婚・子育て資金の一括贈与非課税措置の延長④タワマン課税、があります。
今回は④タワマン課税、について触れたいと思います。以前にもブログで書いたことがありますが、なぜタワマンが節税に人気があるのか?について復習したいと思います。
タワマンに限らずマンションは、市場価格は土地付き一戸建てと同程度でも、相続税評価額が低くなるケースが殆どです。これは、敷地を多くのマンション住民で分割していて評価額が低くなるからです。タワーマンションだとこの効果がより大きくなります。また、高層階は人気があり市場流通価格が高いのにも関わらず、低層階でも高層階でも評価方法は同じで、その結果タワーマンション高層階が富裕層に人気となるわけです。
国税庁資料によると、約2/3のマンションが市場流通価格の半額以下の評価額となっています。今回の改正はこの乖離を市場流通価格の6割程度に補正することが目的で、この6割は土地付き一戸建てと同程度のものになります。答えは〇。
見晴らしがよく内廊下でホテルライク等魅力的、一方で管理費が一般的にかかり相続税評価額にもメスが入ったタワーマンション、メリットデメリットは何でもありますね。最後までお読みいただきありがとうございました。ではでは。