昨今、ニュースや新聞でM&A手法に関する用語をよく耳にします。今日は少し解説してみたいと思います。

■MBO マネジメントバイアウトの略で、現在の経営陣が自社を買収することを意味します。もともといた経営陣が非上場化して会社を経営するケースですので会社運営はスムーズな感がありますが、買収資金をどこから捻出するか?が問題になることもあります。EBOは従業員が買収する手法で中小零細企業に多い形態です。

■MBI マネジメントバイインの略で、企業外部の経営陣による買収を意味します。

■LBO レバレッジドバイアウトの略で、企業買収に必要な多額の資金を金融機関から借り入れて買収をする方法です。限られた資金で、梃の原理と使って買収する手法ですが、買収後に経営が上手くいかないと、借入資金の返済ができなくなる可能性があります。

■TOB テイクオーバービッドの略で、株式公開買い付けの意味です。企業を買収する際に期間と株価を表明して、証券取引所を通さずに不特定多数の株主から直接株式を買い取る方法。期間を限定して多くの株式を取得できるのでM&Aでよく使われる手法です。友好的TOBは買収される企業が同意している場合、敵対的は同意していない場合を指します。

横文字が並び少し難しい用語が多いM&A手法。事業継承について考える一助となれば幸いです。最後までお読み頂きありがとうございました。ではでは。